上を向いて歩こう。

西日本豪雨の爪痕が、今も各地に残っています。この世を去った方々は、きっと安らかな世界から、ご遺族や縁のある方々のこれからを見守ってくれるだろうと思います。僕は家族を亡くすたびにそう思いました。復興に取り組まれている方々の姿を報道で見ながら、日常が戻る日を祈るばかりです。19日に広島に入り、呉市に取材に行く予定でした。3年振りに訪ねるのが楽しみでしたが叶いませんでした。自然の脅威の前では、人間はあまりに無力です。災害に直面すると胸をよぎるのは、「無事」という言葉です。何事もなく過ぎる日常が、どれほど「宝物」であるか。朝起きて、空を見る。雲が流れる。鎮守の森の木々の葉を風が揺らして、遠くに保育園の子供たちの声がする。商店街を走る自転車のベルと、おしゃべりに興じるご近所さんたちの笑い声。暑い暑いと言いながら、得意になったり、迷ったり、落ち込んだりしながら仕事をこなす。そんなドラマティックではない日常が、僕の宝物なのだと知らされます。どうかあなたの毎日が「無事」でありますように。「無事」が戻りますように。画像は、先日の書道教室の課題で仕上げた、鍾馗さんの水墨画です。魔除けに飾られるとか。あなたの穏やかな日常を祈って。次回は8月1日頃に😊)