先日、川口リリア(埼玉県川口市)を訪ね、さださんのコンサートツアーを拝聴しました。クリエイティブ・ディレクター&エディターとして製作を担当したプログラムが、無事にグッズコーナーに並んでいるのを見て、ようやくほっとした気持ちです。デビュー45周年という節目を、さださんは「Reborn~生まれたてのさだまさし~」と名づけました。表紙のロゴはさださんの自筆です。現状に留まらず、予定調和を嫌い、壊し続け、変わり続ける。生まれ変わることはできなくても、生き直すことはできるのではないか、と「今このとき」を生ききろうとする決意と覚悟に接し、多くの気づきを得ました。さださんに感謝するばかりです。誌面では、「ありがとうの歌語」と題した特集コーナーを設け、さださんと読者の心情をつなぐ機能として、自作の散文詩を挿入しました。製作作業の合間に、『職業としての小説家』(村上春樹著)を再読し、これまた今まで気づかなかったメッセージを受け取り、感動した次第です。以前は意識に残らずとも、時期を違えると、驚くほど新鮮に心に響いてくる。言葉って不思議ですね。受け手の環境や心情の変化に応じて、異なる輝きを放つプリズムのような言葉。そんな言葉を紡げるよう、今日も精進しています。(次回は6月20日頃に😊)
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