よわねこのバイブル、です。

昨年逝去した父のおかげで、出合った一冊です。僕にとって、稲葉(著者)さんの言葉は、知性に満ち、科学的にも宗教観的にも、腑に落ちるものばかりでした。僕は、父を見舞い、彼の病状と治療の様子を見守りながら、「生き方(=死に方=この世との別れ方)」を一層深く考えるようになりました。どのような人生哲学を習得すれば、死への不安から解かれ、穏やかに、恐れずに、生を全うできる(=死を前向きに捉えることができる)のか。僕は、詩を書くという行為を通じて、そうした疑問に対し、自分なりの回答を手にしていましたが、その姿は、まだ朧げなものでした。僕は父を通じて、より身近に死を感じ、前述の疑問に対する回答を追求することで、本書と出合ったのです。そこで得た言葉は、僕の回答に追い風を吹かせ、周囲に漂う霧を払ってくれました。授かった肉体を大切にしながら、あらゆる存在に感謝し、この世を生きる意味を噛み締め、次の世への思いを馳せ、「今」というこの瞬間を精一杯生きたいと思います。 
次回は10月22日頃に😊)