ほぼ隔週刊詩

隔週のほぼ水曜日にお届け/作品集からご紹介しています(一部 書き下ろし)

(#41/1105)

 

悲しいことがあった日は

喜びのタネを一つまき

苦しい思いをした日には

楽しいユメを一つ見る

涙は空に残らず預け

大地を潤す雨となす

何も恐れることはない

空は空 風は風

誰にも変えることなどできぬ

山は山 雲は雲

すべては元に戻るだけ

すべては天に還るだけ

 

(『神記憶』より)

 

(#40/1023)

 

もう会えないと知っていたら

やさしい言葉をかけたいな。

もう会わないと決めていたら

やさしい顔で手を振りたいな。

そんな気になる半月夜。

明日もきっと晴れますように。

 

(『よわねこ詩作家修業日記』より)

 

(#39/1010)

 

受け取ったモノは何かしら。

手わたせるモノは何かしら。

イノチという名のかかわりが。

今日もワタシを生かしている。

 

 

(『泳画』より)

 

(#38/0925)

 

日はまた昇る ほんとだよ

風は変わる  ほんとだよ

地球は動いているんだな

自分も動いていなくちゃな

 

 

(『ゲンキ浴』より)

 

(#37/0905)

 

母を看取って解放されて。

夫と離れて自由になって。

子どもを忘れて女になって。

なんだか冷たくなりました。

 

 

(『サクラごはん』より)

 

(#36/0809)

 

『あなたへの誓い。明日への祈り。』0809

その日。
この空は燃えていた。
人も緑も風も。
すべてを焼き尽くして。
この地で僕はひざまずく。
理屈を捨てて。
目を閉じて。
セミが声明を唱えている。
猛暑の公園に、一陣の風が吹く。
首筋の汗が冷え、目覚めのかけ水になる。
セミが声明を唱えている。
教えてあげなくては。
たとえ顔を背けられても。
伝えていかなくては。
たとえ言葉を遮られても。
退屈するほど何事も無い、
そんな穏やかな時間は、
あなたのいのちと引き換えに
手にしているということを。
平和をまもるそのために。

 

 

(『気まぐれ雑記』より/一部編集)

 

(#35/0725)

 

視点を変えよう

ヒトの眼から鳥の眼へ

そして星の眼へ

 

時空を超えた世界を思い

無常を知れば

今日の不安も薄れゆく

この身などおかまいなしに

何があろうと世界は続く

 

視点を変えよう

とどのつまり 

この身はチューブのバトンなり

 

 

(書き下ろし)

 

(#34/0710)

 

ほんとは みんな 泣いている

見えない 涙を  流している

 

身体を震わす不安の波が

抑えのきかぬ怒りを招く

 

ほんのささいなひとことが

堪える背中を突き飛ばす

 

ほんとは みんな 泣いている

見えない 涙を  流している

 

(書き下ろし)

 

(#33/0628)

 

そこに光がある限り

力はいつも傍にある

そこに道がある限り

心はいつも前を向く

解き放て

近づくために

確かめるために

それだけのために

 

(『神記憶』より)

 

(#32/0612)

 

私をほめて ねぇ もっと

あなたの言葉で

 

私をほめて ねぇ もっと

アタマの先から

 

明日を信じて 歩けるように

背中を追って 走れるように 

 

(書き下ろし)

 

(#31/0530)

 

別れるのではないのです。

つぎの世界で待つのです。

倒れたのではないのです。

休むことを許されたのです。

委ねてみれば気づくでしょう。

みちびかれていることに。

みまもられていることに。

 

(『神記憶』より)

 

(#30/0515)

 

寂しさに会えてよかった

誰かの涙を

受け止められるかもしれないから

 

悲しさに会えてよかった

誰かの痛みに

寄り添えるかもしれないから

 

憎しみに会えてよかった

誰かの怒りを

鎮められるかもしれないから

 

あなたなら聞いてもらえる

そんな役目があることを

私は教えられました

 

(『ワタシへのメッセージ』より)

 

(#29/0429)

 

『今 ここを生きる』

 

望んだものが 目の前にある

たとえばそれが 咲かぬ花でも

 

認めたことが その身に起こる

たとえばそれは 予期せぬ別れ

 

風はすべてを 流し去り

雲はすべてを 塗り替える

 

道は見えずとも そこにある

今 ここを生きる

 

 

見えているものが わが身の答え

心が生んだ 世界の姿

 

手放すことで 扉は開く

赦したものが その身を救う

 

空はすべてを 解き放ち

光はすべてを 受け止める

 

道は見えずとも そこにある

今 ここを生きる

 

道は見えずとも そこにある

今 ここを生きる