ほぼ隔週刊詩

隔週のほぼ水曜日にお届け/作品集からご紹介しています(一部 書き下ろし)

(#102/0505)

 

ゆっくり行こう

あるいて行こう

追い抜かれても

気にせずに

先が見えずとも

ひるまずに

この道を進むため

この世に生まれたのだから

 

(『ポエムカード第1集』より)

(#101/0420)

 

私がいても 陽は沈み

私が消えても 月は輝く 

喜びの日も 花は散り 

悲しみの日も 実は実る 

生きるとは その一部 

生きるとは その眺め 

生きるとは この世界との関り

 

(『ポエムカード第1集』より)

(#100/0406)

 

「空風友流」

 

空を見たか

風を訊いたか

私は今 生まれ変わった

奪い合う世界から

分かち合う世界へ

空を見て

風を訊き

友と共に

流れるように生きる

 

空風友流ーKu Fu Yu Ryu

 

(『空風友流』より)

(#99/0323)

 

「涙のコップが見えたなら」

 

涙のコップが見えたなら。

誰かが気づいてくれるのに。

こんなに笑っているわけを。

誰かが気にしてくれるのに。

 

涙のコップが見えたらナ。

伝わる人がわかるのに。

こんなに震えるそのわけを。

聞かずにそばにいてくれるのに。

 

涙のコップが見えたなら。

あなたとすぐに会えるのに。

涙のコップが見えたなら。

世界はきっと変わるのに。

 

神様。

誰もがみんな持っている。

涙のコップを見せてください。

心が離れてしまわぬように。

世界が壊れてしまわぬように。

 

(書き下ろし)

(#98/0310)平和を祈って/再掲(#11)  

   

「風が伝える彼の歌」

 

空はどうしてこんなにも

青く続いているのやら

あの日の丘で手に触れた

名も無き花の美しさ

 

この先に続く世界には

誰かを守るそのために

誰かを傷つけ攻めるような

この先に続く暮らしには

そんな悲しい繰り返し

どうかありませんように

 

風はどうしてこんなにも

やさしく頬をなでるのか

あの日の丘で手を振った

かよわき君の愛おしさ

 

この先に生きる人たちよ

誰かを守るそのために

誰かを傷つけ攻めるような

この先をつくる人たちよ

そんな愚かな繰り返し

どうか起こしませんように 

 

空はどうしてこんなにも

青く続いているのやら

 

(『いきるのうた』より)